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iPhone6sの発売でドコモが予約登録撤廃!王者ドコモが一転ピンチ!王者が焦る理由は2年縛り?

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iPhone6sが発表され携帯業界が湧いている中、携帯業界の王者ドコモが焦りを感じている。

 

毎年、3社同時予約が通例であったiPhoneの予約を、ドコモが他社2社を差し置いて開始しようとしたのだ。

 

これに対しAppleは毅然とストップをかけ、結局通例通り12日に3社同時の予約開始となった。

 

何故、王者のドコモが予約獲得の先行というなりふり構わない勇み足に走ったのか?

王者の牙城を揺るがすのはiPhone6sの発売と2年縛りだ。

 

 

headlines.yahoo.co.jp

 

米アップルの人気スマートフォンの新製品「iPhone(アイフォーン)6s」と「6sプラス」の25日発売へ向け、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの顧客獲得競争が始まった。予約開始は3社とも12日。ドコモは実質的な予約となる「予約の事前登録」を10日午後に始めると公表したが、アップルとの調整がつかず取りやめとなった。

 

引用 ヤフーニュース

 

大人気機種のiPhoneの新機種が発売となれば、携帯電話事業者の3社は大チャンスの反面、他社に顧客が流れるピンチでもある。

 

ドコモが先行予約をしたいのは痛い程わかるが、iphoneに関してはAppleの発言が全ての業界でもあるので、流石のドコモもAppleがNOと言ったらiPhoneに関して無茶は出来ない。

 

AppleからしたらiPhoneが売れればどのキャリアからでも良く、ドコモが勝手な事をするならauとソフトバンクに売ってもらえばいいだけなのだ。

 

実際、世界では異常値とも言えるiPhoe普及率を誇る日本であるだけに、ドコモで発売しなくてもAppleは大して痛くもないはず。

 

3月の繁忙期を除けば年末商戦も以前ほどの盛り上がりが見込めない中、iPhoneの発売は携帯業界の数少ない商戦期となる。

 

回線の純増数が営業利益に直結するこの業界では、9月、10月のいわゆる「iPhone需要」を逃せばそれだけで年間の事業計画が達成するかどうかが決まってしまう事すらある。

 

○なぜドコモがピンチ?

ドコモが焦る理由は携帯業界の悪しき風習、「2年縛り」にある。

 

2年縛りは「契約に対する2年縛り」と「機種に対する2年縛り」がある。

 

契約に対する2年縛りは、契約してから2年以内に解約すると違約金が発生、自動更新あり。

 

機種に関する2年縛りは機種を購入してから2年の間割引が入り機種を変える、または解約すると割引が無くなるというもの。

 

良く考えると分かるのだが、契約に関する縛りは自動更新がある為、言い換えると2年に1度のタイミングでしか解約が出来ない。

 

また、機種変更するとこの二つの縛りはタイミングがズレるが、新規で契約すると縛りが解けるタイミングが同じになる。

 

ここがポイントだ。

 

ドコモは他社に比べiPhoneの取り扱いが遅く2013年から。

 

つまり、この時に大量にiPhone目当てでドコモに流れてきたユーザーが一斉に2年縛りが解けるのである。

 

ドコモはこの層をiPhone6sの早期予約で流出を防ごうとしたのだろう。

 

 

○今後の動向は?

しかし、Appleの殿様商売が通じるのがこの業界。

ドコモはからめ手でなく、真っ向勝負を強いられる事となった。

 

次に他社と差を付けられるとしたら価格だろう。

通常通りMNPを優遇するのはもちろんだが、恐らく顧客維持の施策も強いものを出してくるはず。

 

もちろん、au,ソフトバンクも黙っているはずはない。

 

今後の動向に目が離せなくなりそうだ。